資格を取得しても「意味がない」と言われて、資格取得へのモチベーションが下がったことはありませんか。
では、なぜ意味がないと言われてしまうかの理由を知りたくないですか?理由がわかれば、資格勉強のモチベーションを維持することができます。
この記事では資格のメリットや役立たせる方法についてもまとめました!
まとめ
- 職場では実務経験が重視されることが多く、資格があっても評価されないことがある
- 必ずしも資格が意味がない訳ではない、業務に役立つ資格もある
- 資格取得の良し悪しを語れるのは資格取得者のみである
なぜ資格が役立たないといわれるのか?
実務経験が重視される風潮があるから
企業は売上や利益を上げることが必要です。従業員の資格取得を推進して、すぐに売上や利益を増やせれば、資格取得が重視される風潮ができるでしょう。
しかし、資格取得が実業務に好影響を与えるまでは時間がかかり、企業にとっては効率的ではありません。企業にとっては、「実務経験を積ませた方が効率が良い」のです。
そのため、多くの職場では実務経験が重視され、資格があっても実際の業務に役立つスキルや知識が不足していると評価されません。
仕事に結びつかない資格が増えているから
昨今の資格ブームで資格が激増しました。趣味関連の民間資格が増えており、こういった資格はキャリアアップに繋がることは少ないでしょう。
民間企業・団体が主催している民間資格に多く、仕事に直接結びつかない資格がテレビなどで脚光を浴びることで、逆に資格が役に立たないといわれることがあります。
合格への労力と対価にギャップがあるから
簡単と言われる資格ですら、資格勉強に多くの「時間・お金・労力」が必要です。その一方、資格取得で得ることができる対価が少ない傾向があります。
そのため、「時間・お金・労力」を使うのであれば、他に使った方がいいと考える人もいます。
資格取得のメリットは?
ここまでは資格勉強のネガティブな面を記載しました。しかし、必ずしも資格取得が意味ないわけではありません。ここでは資格取得のメリットを解説します。
汎用的な知識やスキルを習得できる
企業では実務経験が重視されると書きました。しかし、企業独自のルールも多くあり、必ずしも実務で学んだことが、社会一般的に通用とするとは限りません。
一方、資格はそんなことはありません。汎用的な知識やスキルを取得することができます。
企業で学ぶことは一般的な知識やスキルの土台の上にあるため、実務経験の習熟度を上げるために資格取得は有用です。
新たなことを身につける習慣を身につけられる
資格合格に向けて、勉強は習慣化する必要があります。勉強が習慣化できたら、もし新たなことを覚える必要があっても簡単に身につけられます。
自分自身のレベルを客観視できる
資格には一定の合格ラインがあります。自身の得点が可視化されるため、自分がその分野でどういう立ち位置なのかを客観視することができます。自分自身の能力を客観視出来れば、キャリアを考える時に役立ちます。
資格を役立たせるためには?
キャリアアップに繋がる資格を選ぶ
これまで紹介した「役立たないと言われる理由」に共通することは、「仕事にどう繋がるか」です。キャリアアップに結びつく資格を選びつけさせることができれば、資格取得の意義が増します。
例えば、経理であれば簿記、情報システムであれば情報処理技術者験、金融機関であれがファイナンシャルプランナーなど関連した資格が挙げられます。
士業に繋がる資格を取得する
「士業」とはいわゆる「〇〇士」と名乗ることのできる資格です。例えば、弁護士、司法書士、社会保険労務士、公認会計士、税理士のような資格が挙げられます。
こういった資格は、特定の分野で独占した業務がある場合が多く、資格がなければその業務が遂行できません。つまり、士業は仕事に直接結びつけられるために資格取得に大きなメリットがあります。
実務の知識の補完を目的にする
企業の実務で学習した知識は、その企業の業務に直接結びつく一方で、社内でしか通用しない知識になっている場合があります。
資格で得られる知識は、社会一般の共通知識のため、企業で学んだ知識をさらに補完することができます。その結果、より効率的な業務遂行やインシデント(事故)防止に繋がります。
最後に
資格取得に対してネガティブな人は一定数います。資格勉強経験が少ない人ほどその割合が多いとも感じてます。
もちろん色んな意見を持つ人がいることは当然ですが、「資格を取得してよかった・悪かった」は資格勉強をした人にしかわかりません。周りの声に惑わされずに前向きに取り組んでもらえたら嬉しいです!