【IT系に進みたい方へ】情報処理技術者の試験概要と役に立つ資格である理由

IPA資格
りっさん
りっさん

「情報処理技術者試験を受けた方がいい」という声を耳にしたことがありませんか?

しかし、どんな試験かすらわからない人が多いのではないでしょうか。

もし、内容を知っていても「本当に役に立つ資格なのか」不安ですよね。

その不安を払拭できるように、

情報処理技術者試験が「どのような試験か」「どう役に立つのか」についてまとめました。

「情報処理技術者試験」とは?

ITの代表的国家資格

IPAが運営する「情報処理技術者試験」は代表的なITの国家試験で13種類もの試験があります。それぞれの試験は試験分野とレベルで体系的に分かれています。

引用元 https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html

(参考)IPAとは何か?

情報処理技術者試験の運営組織のIPAについて参考に紹介します。IPAと聞くと、ビールを思い浮かべるかもしれませんが、ここではビールのIPAではありません(笑)

日本のIT業界でのIPAは独立行政法人情報処理推進機構(Information-technology Promotion Agency)のことです。

参考にIPA機構概要をIPAサイトから抜粋しました。

IPAは、絶え間なく進化するIT社会の潮流や技術動向を広い視野で捉え、社会課題の解決や産業の発展につながる指針を示していくとともに、情報セキュリティ対策の強化や、優れたIT人材を育成するための活動に取り組み、安全で利便性の高い“頼れるIT社会”の実現に貢献してまいります。

役に立つ資格である理由

キャリアアップに役立つ

企業活動はさまざまなIT技術に支えられています。従業員がIT技術を正しく活用をすることで、売上向上や業務効率化に繋がるため、従業員のITリテラシーを高めたいと企業側は考えています。

情報処理技術者試験は、情報関連の知識や技能が一定水準以上あることを証明できる資格です。企業側にとって従業員がどのITレベルかを簡単に理解し、ITリテラシー向上に貢献する資格です。

そういった背景から、昇給や転職時に役立つ有用な資格だと言えます。

IT分野とレベルが体系的に示されている

情報処理技術者試験には13種類の試験があります。それらの試験は、初心者向けから高度な試験までさまざまなレベルが設定されています。

自分自身のスキルに合わせて、一段階ずつレベルアップすることができます。

資格に有効期限が無い

情報処理技術者試験は合格後の有効期限がないことも特徴です。

IT関連の資格は有効期限が設定されていることが多いです。資格維持をするために、定期的に試験を受験して合格する必要です。

また、学習し続けるだけでなく、受験料などのお金も必要になります。

もし、資格が失効した場合、履歴書に記載できないなどのデメリットがあるので注意が必要です。

しかし、情報処理技術者試験は、一度合格すれば資格を取り直す必要がありません。つまり、中長期的目線でキャリアを築くために役立つ資格です。

汎用的な知識を身につけることができる

IT関連資格の大半が民間資格です。民間資格は民間企業が運営している性質上、その企業の製品やサービスに試験範囲が依存をしている場合が多く見受けられます。

例えば、google/AWS/Microsoft/Ciscoなどの資格がそれにあたります。こういった資格はその製品に特化している内容のため、必ずしも一般的な内容ではありません。その製品だけを扱うのであれば良いですが、まずは汎用的な知識を身につけてから、そういった資格を取得した方が効率よく学習が進められるでしょう。

情報処理技術者試験は、製品やサービスに依存をしていない、汎用的な知識や技能を身につけることができるため役に立ちます。

初めての受験にお勧めな資格は?

まずは短期合格できる資格から挑戦

情報処理技術者試験に興味があっても、どこからやってみればいいかわからない人・新社会人・ITに自信がない人はどこから目指したら良いでしょう?

まずは「ITパスポート試験」「情報セキュリティマネジメント試験」この2つの資格へチャレンジすることがお勧めです。

オールラウンダーなITパスポート

ITパスポートは企業で働くために必要な初歩的な知識を幅広く習得できます。

ITの知識だけでなく「企業法務」「会計」「マーケティング」などのITに直接関係無いとみえる分野も試験範囲に含まれており、企業活動全体を理解することができます。

また、勉強も2~3週間程度で合格可能なためIT初心者でもチャレンジしやすい資格となっています。

セキュリティ特化の情報セキュリティマネジメント

情報セキュリティマネジメント試験は、試験範囲が広いITパスポートとは異なり、セキュリティに特化した試験です。

セキュリティは企業内のIT機器やネットワークを管理する情報システム部門でしか使わないかとも考えるかもしれません。

しかし、情報漏洩やサイバーテロなどのニュースを目にするように、現在情報セキュリティはとてもホットな分野です。IT利用者側も最低限のセキュリティ知識が必要な時代です。

企業側もセキュリティの知識や技能を持っている従業員を増やしたいと考えているため、チャレンジしてみてください。

最後に

りっさん
りっさん

情報処理技術者試験は、IT関連の国家試験としてとても有用な資格です。

初心者向けでもチャレンジしやすい「ITパスポート」や「情報マネジメント試験」から、専門性の高いスペシャリストの資格まで幅広く用意されています。

キャリアアップに繋がる資格ですので、是非合格を目指して頑張ってみてください!

この記事を書いた人
りっさん

慶応大学理工学部を卒業後、大手IT会社で法人営業に従事。
IT関連のクラウド・セキュリティ・ネットワーク・通信など様々な営業・コンサル経験を積む。
キャリアに悩んだことをきっかけに資格取得にチャレンジ。
資格勉強と並行して、キャリアアップに繋がることを経験をもとに発信出来ればと思いブログを運営中。
将来は独立開業を目指しています。

■取得済資格
・情報処理安全確保支援士・応用情報技術者・基本情報技術者・ITパスポート
・簿記2級・3級
・第一級陸上特殊無線技士・第三級海上特殊無線技士
■趣味
・快眠・サッカー

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