【キャリアアップへ役に立つ】応用情報技術者試験の試験内容と合格で得られるメリットは?

IPA資格
りっさん
りっさん

IT系資格でキャリアアップに繋がる「応用情報技術者試験」を知っていますか?

この資格は情報システム部門・開発部門などのIT知識が必要な人

非IT系の中堅ベテラン社員や管理職で企業活動やプロジェクマネジメントなどの深い知識が必要な人向けの資格です。

この記事では、

「応用情報技術者試験がどんな資格なのか?」

「合格するとどんなメリットがあるのか?」

についてを中心にまとめました!

応用情報技術者試験とは?

IT分野の上級レベルの国家試験

応用情報技術者試験とは、IPAが運営する国家試験の中で、難易度が上から2番目(レベル3)資格です。

資格を運営するIPAでは応用情報技術者試験の対象者を「ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」と定義しています。(IPAより引用:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ap.html)

情報処理技術者試験の全体像については以下記事にてまとめているので参考にご覧ください!

応用情報技術者試験の試験内容

試験時期

試験は筆記により春期(4月)と秋期(10月)の年2回実施です。

試験方法

試験方法の要点を箇条書きで以下の通りまとめました。

  • 午前試験と午後試験の2科目
  • 午前試験は150分、問題数は80問、マークシート方式
  • 午後試験は150分、問題数は大問5問、記述式
  • 試験会場は全国(大学などで実施する場合が多い)
  • 受験料は7,500円(税込)

詳細や受験申込はIPAサイトで確認してください!

試験範囲

午前試験と午後試験の試験範囲は以下の通りです。

合格点と試験難易度

「午前試験」「午後試験」の両方それぞれを100点満点中60点以上の得点で合格です。記述試験の午後試験は難易度は高い傾向です。

「午前試験」が合格点に達していない場合、「午後試験」の採点はされません。

また、過去に「午前試験」に合格したことがあっても、次回受験時の科目免除制度はありません。改めて午前試験に合格する必要があります。

試験合格で手に入れられること

応用情報技術者試験は簡単に合格できる試験ではありません。

特に、午後試験は筆記試験のため、知識や技能が定着していないと合格することはできません。

その一方で合格するメリットは多くあります。そのメリットについて以下にまとめました。

高度なIT人材として評価を受けられる

応用情報技術者合格者は高度なIT知識と技術を持つ人材です。

企業からの評価も高く、就職や転職時に有利に働きます。

そして、難易度の高いプロジェクトを任せられたり、ベースアップや報奨金獲得などに繋がることもあります。

中小企業診断士・弁理士試験の科目免除

 応用情報技術者試験に合格をすると、中小企業診断士一次試験の「経営情報システム」弁理士試験の「理工Ⅴ(情報)」を科目免除することが出来ます。

試験範囲が広い中小企業診断士と弁理士試験で、科目免除制度を利用することが出来れば、試験範囲を絞ることに繋がります。

その結果、合格に向けて限られた時間で効率よく合格することができます。

情報技術者高度試験で「午前Ⅰ」が免除

応用情報技術者試験より上位資格である高度試験の「午前Ⅰ」を科目免除(ただし合格後の2年間以内)できます。高度試験は、情報処理技術者の高度な知識技能が必要とされる9種類の試験です。

また、応用情報技術者試験と高度試験の試験範囲は共通する箇所が多く、高度試験の基礎学習にもなります。

つまり、応用情報技術者試験に受験・合格すれば、高度試験の合格へ一気に近づくことが出来ます。

最後に

りっさん
りっさん

私は応用情報技術者試験に合格したときの受験動機は、「他資格の科目免除に繋がるから」という理由くらいで受験をしました。

合格前は夢まで資格勉強が果てしなく感じていました。

実際に合格してみると、科目免除制度が、次の資格試験勉強のモチベーションを高め、夢への解像度が高くなったと実感しました。

また、難易度が高い試験をいきなり目指すよりも、科目免除を使えば受験科目が減るので心理的ハードルが下がります。

さらに予想をしていなかったこともありました。

周りの反応が想像よりも良かったことです。そこで初めて応用情報技術者は名のある資格だったと気づきました。

ぜひ、応用情報技術者試験に挑戦してみてください。得られることは多くあるはずです。

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