
なんとなくパソコンを操作していませんか?パソコンは我流でも操作可能です。しかし、正しい操作を知っていれば、30分かかったことが数分できることもあります。
そのパソコン操作の大半がExcel/Word/Powerpointといったマイクロソフト製品です。マイクロソフト製品を正しく扱えれば、パソコンの操作効率を上げることが可能です。
MOSではマイクロソフト製品の正しい操作方法を身につけられます。この記事では、効率アップに使えるMOSについてまとめました。
まとめ
- MOSとはマイクロソフト製品の知識や操作を証明する民間資格
- 試験はいつでも受験することができる
- MOSは取得するメリットは十分あるが、MOSだけでは評価されにくい資格である
MOSとは?
MOSとは?
MOSとは「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の資格のことです。
簡単にまとめると、マイクロソフト製品(Word,PowerPoint,Excelなど)の知識や操作の習熟度を証明する民間企業主催の資格です。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、マイクロソフト社が主催する、Excel・Word・PowerPointなどのMicrosoft Office製品の知識・操作スキルを客観的に評価・証明する資格試験です。試験は実際にパソコンを操作する実技形式で行われるため、MOSを取得することは実践的なパソコンスキルを有することの証明となり、就職・転職時のアピールとしても活用できます。
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試験時期や試験方法
「全国一斉試験」や「随時試験」があり、「随時試験」の場合、全国約1,500会場でほぼ毎日試験を実施しています。また、試験は試験会場のパソコンで行います。
試験範囲
マイクロソフト製品ごとに科目があり、1科目から受験可能です。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
また、この中でExcelとWordのみ一般レベルと上級レベルにわかれています。
合格点と難易度
明確な合格点はありません。1,000点満点中、550点~850点の間が目安と言われています。
また、合格率は明示されておりません。
一般レベルは基礎的な問題のためで難易度も高くはありませんが、上級レベルは難易度が高い問題も出題されます。
MOSを取得するメリット 3選
パソコンスキルを証明できる
パソコンで操作する時に多く使うツールは、マイクロソフト製品(Word,PowerPoint,Excelなど)です。マイクロソフト製品が使えれば、パソコンスキルを身につけられるとも言えるでしょう。
マイクロソフト製品のスキルを証明するMOS資格はパソコンスキルの証明に繋がります。
業務効率化に繋がる
マイクロソフト製品の正しい操作を習得することで業務効率の向上に繋がります。Word,PowerPoint,Excelは地道に時間をかけて操作できるものの、正しい操作方法を知っていれば、より短い時間で操作が可能です。つまり業務効率化となります。
就職や転職に役立つ可能性がある
例えば、事務系の職種ではExcelやAccessの複雑な処理をすることがあります。MOS資格者はなんなく処理できるため、即戦力としてみなされ就職や転職に役立つ場合があります。
取得する意味はないとも言われるが、実際どうなのか?
結論は「取得する意味はあるが、評価されにくい資格」です。
なぜならば、Word,PowerPoint,Excelは初心者でも何となく使えてしまうからです。そのため、正しいスキルを身につけたとしても、アウトプットとして差別化にしにくい資格です。
また、あくまでWord,PowerPoint,Excelはツールです。ツールを使いこなした先のアウトプットが大事で、ツールを使いこなすことはスタートラインに立てたという最低限の状態です。
これらの理由から、MOSは評価されにくい資格です。
しかし、他の人が30分かかった内容を数分で処理し、その結果アウトプットを出すことに繋がれば評価に繋がります。そういう意味で、MOSは間接的に評価へ繋がる資格であるとは言えます。
最後に

MOSだけでは、評価を得ることが難しいです。あくまで、MOSはマイクロソフトのOffice製品をどれだけ使いこなせるか?を証明する資格です。
「どのようなアウトプットを出すか?」がないと意味がありません。ツールを使いこなすだけではなく、アウトプットも意識してみてください。