こんにちは!未経験から独学で合格する方法を知ってみませんか?
私は経理業務未経験の状態から日商簿記3級を3週間の独学で合格することが出来ました!
その合格体験をもとにまとめた勉強方法をお伝えいたします!
「日商簿記3級とは」についてはこちらでまとめております。もし日商簿記3級について知りたい場合は参考にしてください!
まとめ
- 独学でも十分に合格が可能
- 学習開始前にルールを正しく理解する
- 仕訳を確実にできるようにしよう
学習開始前に必ずすること
ルールを正しく理解する
資格勉強を闇雲に始めていませんか?
私は色々な試験/資格を何回を受験を経験してきました。学習を始める前に必ずしていることがあります。それは資格試験のルールを正しく知ることです。資格試験には決まったルールがあり、そのルールを満たすことが出来れば合格をすることができます。例えば、
- 合格の条件
- 受験方法
- 試験科目
- 試験方法
- 試験範囲
- 設問
を頭に入れるようにしています。一方で、「合格率」は全く気にしていません。なぜならば、これらはルールを満たすことができた結果であり、他人の結果を意識をしても自分の結果は変わらないからです。日商簿記3級の合格率は40%前後ですが、この数字をだけを見ると合格率が低いと感じます。しかし、この数字には「受験しなかった人」「記念受験」も含まれているため、実は参考になりません。合格率を気にしすぎると、プレッシャーがかかりモチベーションを下げる原因にもなります。
それでは日商簿記3級のルールについて見ていきましょう。(日商簿記3級は1科目のため試験科目は割愛します。)
日商簿記3級のルール
合格の条件
日商簿記3級は「100点満点中70点」を取れれば必ず合格します。
つまり試験の難易度や他の受験者の結果に関係なく、合格点を満たすことが出来れば合格です。
試験方法
日商簿記3級には受験方法が2種類あります
- 統一試験(ペーパー試験)
- ネット試験
統一試験(ペーパー試験)は年3回(6月・11月・2月頃)開催し、紙の問題用紙と回答用紙を用いた集合会場形式の筆記での試験です。試験結果は後日発表されます。
一方、ネット試験は随時開催し、テストセンター等の会場でのパソコンを用いた受験形式です。試験結果は受験直後に判明します。
私はネット試験で受験をしました。自由度の高いネット試験での受験がお勧めです。
また、試験時間は「60分」です。テキパキと回答を進める必要があります。
試験範囲
日商簿記の試験範囲は「商業簿記のみ」です。商業簿記の主な試験範囲は以下です。
- 簿記の原理
- 諸取引の計算
- 決算
- 株式会社会計
経理経験未経験からすると、わからない言葉ばかりに聞こえます。実際私もそうでした。
勉強開始前は「ふーん。そういうものがでるんだ」くらいでの理解でOKです。
設問
簿記3級の設問は
- 第1問 仕訳問題 45点(3点×15問)
- 第2問 帳簿や勘定の記帳 20点
- 第3問 決算整理 35点
です。設問を正しく理解することで、設問ごとの勉強時間の割合を計画できます。よくある失敗が、序盤に大半の時間を使ってしまい、終盤の範囲を疎かにしてしまったままでテスト日を迎えてしまうことがあります。
日商簿記3級の勉強方法
私は平日日中帯は営業職としてフルタイムで働いてます。定時で上がれることは少なく、9時~20時は働いてます。その私が合格した時の心がけていたことや反省をまとめました。
学習時間
平日は1~2時間、土日は3~5時間の勉強時間で学習しました。
他サイトでは100時間くらい勉強が必要と言われてますが、正しい勉強法で取り組めばそこまでの時間は必要ないと思ってます。学習塾に誘導をしているサイトほど本来より多く勉強時間を書いていると感じます。
学習方法
私は学習本用いて勉強をしました。日商簿記3級は学習本の独学だけでも十分合格可能です。
私が実際に使用をしたお薦めの教科書と問題集を紹介いたします。1冊を繰り返し勉強するだけで十分合格可能です。自分に合いそうな教科書を最初に選んだらそのまま1冊でやり切るようにしましょう。
◆わかりやすい絵が特徴!初心者でもわかりやすい教科書
◆反復練習に最適!簿記3級問題集
また、書籍でやり切る自身が無い方はオンライン講座を受ける方法もあります。オンライン講座の中では無料期間がついているため、他の資格試験の学習も可能なオンスク.jpがお勧めです。
書籍かオンライン講座の選び方については以下記事でもまとめていますので参考にしてください。
学習開始1週間目
第1問の仕分問題が15問あり45点の配点となります。合格点が70点ということから考えても基礎的な問題の多い仕訳問題は満点を狙いたいです。もし満点を取れば、残り55点中25点で合格できます。
そして、この仕訳がとても大事です。仕訳が出来ないと第2問・第3問も解くことは不可能です。仕訳を確実に出来るようにしましょう。
学習開始1週間目は「学習本」第1問の仕訳の範囲だけを最低1周しましょう。第2問と第3問の勉強はまだしなくて大丈夫です。もし、時間が余ったら仕訳の2週目に入るようにしましょう。
私は、平日は朝と夜勉強し、土日は日中帯勉強しました。まず「新たな範囲」を勉強し、次に勉強する時「前日解けなかった部分の復習+新たな範囲」を繰り返し行い、脳に定着させるように心がけて勉強をしました。
学習開始2週間目
2週間目は平日に第2問目と第3問目に着手し、土日に過去問を1回分解きます。平日は「仕訳問題の2週目以降+第2問・第3問目の勉強」をすることがお勧めです。
ここで大事なポイントがあります。それは「決算の流れを理解すること」です。仕訳は単純作業なため理解できますが、経理業務未経験の場合、第2問・第3問で何をやっているが見失いがちです。
実際に私はここでつまずきました。仕訳問題で用語と仕訳ルールだけを覚えていたので、第2問以降で何をやっているのか理解できなくなり、結果的に余計な時間をかけてしまったと反省をしました。
決算までの流れを正しく理解をすればスムーズに学習が進みますので意識して取り組んでみてください。
また2週間目で過去問を1回分解く理由は、「試験のイメージを沸かせるため」と「合格点と自分の実力値を把握させるため」です。合格点に達していなくても悲観をする必要はありません。自分の得意・不得意を明確にして学習につなげるようにしましょう。
学習開始3週間目
最終週の3週間目は、「試験慣れをすること」と「弱点対策」を意識して勉強しました。
平日の朝は「仕訳問題でよく間違えるところ+第2問・第3問の2週目以降」、平日の夜は「過去問1回分」を解き、弱点を補強しつつ、時間感覚を身に着けるようにしました。私は、週半ばくらいから得点が70点を超えるようになり、徐々に自信がつけることができました。
試験前日~当日
試験前日~当日は、よく間違える部分の総復習に時間をあてました。その結果80点で合格することができました。
最後に
日商簿記3級は正しい勉強方法で取り組めば独学でも、短時間の学習で十分合格な資格です。
資格を取得してから本業の営業職でも良い影響がありました。
それは財務諸表の分析や取引企業との検収や支払について正しくやり取りをすることができたことです。
日商簿記3級を取得してよかったと思っております。