
基本情報技術者試験に合格するためには、科目Aは簡単に合格をして、科目Bの試験対策に時間を使いたいところです。
このブログでは科目Aの試験内容や対策ポイントをまとめました。試験対策を効率よく行うために参考にしてください。
まとめ
- 基本情報技術者試験は傾向と対策をしっかり抑えて勉強すれば十分合格が可能
- 過去出題された問題が出されることが多い
- セキュリティを重点的に勉強するようにしよう
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験の内容については、以下記事でまとめています。気になる方はこちらもご参考にください!
科目Aとは?
基本情報技術者試験に合格するためには「科目A」と「科目B」の両方に合格がする必要があります。
科目Aは広く浅くの知識問題、科目Bはアルゴリズムに特化した応用問題のようなイメージです。
試験内容(試験時間・試験方法・試験範囲・合格点)
試験時間は90分で、四択問題をパソコンで選択していく形式の試験方法です。
試験範囲は「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3分野とされています。
問題数は60問で、「テクノロジ系が約7割」「マネジメント系が約1割」「ストラテジ系が約2割」の割合で出題されます。
1,000点中600点が合格点ですが、配点がすべて同じ点数ではなく、試験を受けた受験者の正答率に応じて各問題の点数が変動します。
科目Aの出題傾向
セキュリティが重点分野
試験要綱に「セキュリティ」が重点分野だと明記されています。セキュリティを得意分野にして、確実に点を稼げるようになりましょう。
セキュリティとネットワークは共通している知識が多いです。ワンセットで考えましょう。
過去問と同じ問題がよく出る
科目Aでは、新たな問題もありますが、基本は過去出題された問題がよくでます。過去問の対策に時間をかけるようにしましょう。
科目Aの試験対策ポイント 7選
マネジメントとストラテジ系から学習を始める
テクノロジ系はITの専門用語が多いため、ITに慣れていないとアレルギー反応を起こしやすいです。一方で、マネジメント系とストラテジ系は社会人であれば聞いたことのある内容が多く、ITに馴染みが無くても理解しやすい分野です。
マネジメント系とストラテジ系から学習をスタートし、テクノロジ系はその後に学習しましょう。
そうすればITの知識も徐々に身につけることができて、テクノロジ系の学習のハードルが下がります。
セキュリティを重点的に学習する
マネジメント系とストラテジ系の次はテクノロジ系の勉強です。
テクノロジ系の中でもセキュリティが重点分野と指定されています。つまり「セキュリティ」を重点的に学習しましょう。セキュリティは科目Bでも試験範囲になっています。
マネジメント系とストラテジ系を学習したらテクノロジ系の「セキュリティ」を勉強しましょう。
セキュリティとネットワークはセットで学習する
セキュリティとネットワークは被る内容が多くあります。
セキュリティとネットワークはセットで学習をすると知識を紐づけしやすいため学習効果が上がります。
計算問題は必ず「単位」を意識する
計算問題は、単純な四則演算の問題が出題されます。
暗算でも計算できるため、感覚的に解いていきたくなりますが、実は「単位」の変換が必要な問題が多く出題されます。例えばbit(ビット)とbyte(バイト)やK(キロ)とM(メガ)の単位変換です。
計算ミスを起こさないためにも、単位を含めた計算式を必ず紙に書いて解く癖をつけましょう。
インプットとアウトプットの割合を意識する
覚えることがたくさんあります。特にITを実務にしていなければそれだけ覚える量は多くなります。
覚えるという「インプット」に意識が向かいがちですが、問題を解く「アウトプット」もするように意識をしましょう。
問題を解くことで、どのように出題されるかもわかります。
インプットとアウトプットの割合が「3:7」になるように意識すると学習が進みます。
アウトプットは過去問をまとめた「過去問道場」というサイトがあります。これを活用して対策をしましょう。
過去問道場→https://www.fe-siken.com/fekakomon.php
教科書は1冊をみっちりやろう
たくさんの参考書を購入して勉強したくなりますが、その必要はありません。1冊で十分です。
参考書を購入したら、その参考書をみっちりと何回も繰り返し勉強するようにしましょう。
教科書を購入することがゴールではありません。合格がゴールです。
用語の関連付けを意識する
試験範囲の広い基本情報技術者試験では言葉を覚えるだけでも至難の業です。そこで、一つ一つ単語集を使って覚えるよりも、効率よく覚える方法があります。
用語と用語の関連性を図で書き、繋がりをイメージして覚える方法です。そうすれば視覚的にも残り覚えやすくなります。
最後に

これからIT系の人材はどんどん必要になります。その入り口として基本情報技術者試験取得を目指して頑張ってみてください!
効果的に勉強をすれば、ITに慣れていなくても時間かけずに合格が可能です。頑張ってみてください。