【誰でもわかる】 ITパスポートの試験内容と初心者にオススメな理由

ITパスポート
りっさん
りっさん

「ITの勉強をしたいけど何から始めたらいいかわからない」「ITという言葉に対して苦手意識がある」などの悩みありませんか?ゼロからスタートすることに対して戸惑うことは当たり前のことです。

「ITパスポート試験」そういった人でもスタートしやすいエントリー資格です。IT初心者でも簡単に取り組めて、その先へステップアップもしやすいことも特徴です。

この記事では、ITのエントリー資格である「ITパスポート」について紹介いたします。

ITパスポート試験合格に向けた勉強方法は以下記事にまとめています!

ITパスポートとは?

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運営する経済産業省の国家試験です。

13種類ある試験のうち初級レベルの試験で、ITやセキュリティの幅広い知識の習得に役立つことが出来ます。若手社員やIT初心者のでも十分合格できる資格です。

また、関連記事として情報処理技術者試験全体をまとめましたので参考にしてください。

ITパスポートの試験内容

試験時期

随時開催です。予約サイトから試験予約を行い、空いている日時で受験が可能です。

試験範囲

ITパスポートの試験は以下の3つの分野から構成されています。

  • ストラテジ系(経営全般)
  • マネジメント系(IT管理)
  • テクノロジ系(IT技術)
りっさん
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範囲は広いものの企業勤めであれば一般的な内容が多いです。IT用語を正しく理解するだけで合格は十分に可能です。

それぞれの内容についてITパスポートの試験範囲からまとめましたので見ていきましょう。

ストラテジ系

ストラテジ系は「経営全般」に関する内容で、主に以下の出題範囲です。

  • 財務
  • 法務
  • 経営戦略

マネジメント系

マネジメント系は「IT管理」に関する内容で、主に以下の出題範囲です。

  • システム開発
  • プロジェクトマネジメント

テクノロジ系

テクノロジ系は「IT技術」に関する内容で、主に以下の出題範囲です。

  • ネットワーク
  • セキュリティ
  • データベース

合格点と試験難易度

合格には、「総合評価点」と「分野別評価点」の両方で合格点を超える必要があります。

  • 総合評価点:6割以上(1,000点中600点以上)であること
  • 分野別評価点:ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のそれぞれ全分野の評価点が3割以上(1,000点中300点)であること

出題範囲全体でバランス良く点数が取れるように学習すれば、分野別評価点は気にする必要はありません。

また、ストラテジ系は一般常識で正解できる問題が多いため、ITに自信がなくても解きやすいです。

試験難易度は容易な部類で、弱点となる分野に気を付けて学習すれば合格しやすいです。合格率は毎年約50%前後です。合格率から見ても必要以上に怖がる必要はありません。

試験方法

試験方法の要点を箇条書きでまとめました。

  • CBT方式(パソコンで問題の表示と解答する方式)
  • 試験時間は120分で問題数は100問
  • 試験会場は全国47都道府県で開催(テストセンター等が多い)
  • 受験料は7,500円(税込)

受験申込は以下のIPAサイトから申し込みください。https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/examination/apply.html

ITに自信がない人のスキルアップにお勧めな理由

ITは全社会人が身に付けるべき大事なスキル

我々の生活は、PCやスマートフォンといったデバイス、業務を効率化するアプリやソフトウェアなど、さまざまなIT技術に支えられています。そういった技術を活用するためにはITスキルが最低限必要です。

これまでは主に、情報システム部門や開発部門などで働く人がITスキルが必要と思われていました。しかし今では事務職や営業職など、ITスキルが必要ないと考えられていた職種でも必要不可欠なスキルです。

つまり、ITは全社会人が身に付けるべき大事なスキルです。

ITスキルをどのようにして身につけるか?

ではITスキルをどのように身につければよいでしょうか?

  • 日々の暮らしの中での情報
  • 仕事での経験
  • 書籍
  • YouTube
  • ブログ
  • 資格勉強

など、多くの方法があります。

資格勉強を勧める理由は?

資格試験は試験範囲に対しての習熟度を定量的に(数値で)測ることができます。そして試験に合格をするためには、インプットだけでなくアウトプットの作業が必要です。この2点が他の身に付け方と大きく異なります。書籍やインターネット上で知識を得ることが出来ますが、インプットなだけでなく習熟度を図ることは出来ません。

また、資格で身に付ける知識やスキルは一般的な知識を広く身に付けられるということも大きなメリットです。書籍などの場合、自分の興味のある範囲しか学ばず、それが本当に必要な知識であるかを注意する必要があります。

なぜITパスポート試験か?

たくさんあるIT系資格の中でITパスポートがお勧めな理由は、「IT初心者でもITを網羅的に学べる」ことだと考えています。

他のIT試験の多くが、IT初心者にはハードルが高すぎたり、試験内容が製品に依存し一般的な内容とかけ離れている傾向があります。

こういった理由からIT初心者はITパスポートを受けることをお勧めします。専門的な資格はITパスポート合格後に受ければいいのです。

ITパスポートで身につくスキルは?

ITパスポートはITの基礎スキルの他に、非ITのスキルも学ぶことができます。意外と思われるかもしれませんが、企業法務や会計、マーケティングといった分野も学びます。

つまり、企業で働く上で必要な知識全般を身につけることができます。

最後に

りっさん
りっさん

私は新卒でIT会社に入社し、入社後すぐにITパスポートに合格、現在は情報処理安全確保支援士合格まで知識を深めることが出来ました。

ITパスポートを勉強した感想は、ITについてもって詳しく知りたいと思うとともに(なのでセキュリティスペシャリストまでやりました!)、経理にも興味が湧くようになりました。その結果、簿記にチャレンジしたりと、私にとってキャリアを考えるきっかけを与えてくれた大切な資格です。

IT初心者だからといって諦めることなくITにぜひチャレンジしてみてください!新しい気づきがあるかもしれません。

この記事を書いた人
りっさん

慶応大学理工学部を卒業後、大手IT会社で法人営業に従事。
IT関連のクラウド・セキュリティ・ネットワーク・通信など様々な営業・コンサル経験を積む。
キャリアに悩んだことをきっかけに資格取得にチャレンジ。
資格勉強と並行して、キャリアアップに繋がることを経験をもとに発信出来ればと思いブログを運営中。
将来は独立開業を目指しています。

■取得済資格
・情報処理安全確保支援士・応用情報技術者・基本情報技術者・ITパスポート
・簿記2級・3級
・第一級陸上特殊無線技士・第三級海上特殊無線技士
■趣味
・快眠・サッカー

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